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パナソニック、調達・ロジ本部機能をシンガポールに移転

2011年11月1日 (火)

拠点・施設パナソニックは10月31日、調達・ロジスティクスに関する本部機能を、2012年4月からシンガポールに移転すると発表した。

 

徹底したグローバル志向を目指す中、調達・ロジスティクスの本部機能もグローバルに最適化を進める狙い。今回の移転は、同社として初めてグローバル本社の職能本部機能を海外に移転する取組みとなる。

 

調達部門は、海外調達部材のグローバル活用を拡大するため、一部の集中契約機能を含む調達本部機能をシンガポールに移転し、契約から調達までの一気通貫の体制を現地に構築する。

 

海外調達力の強化とともに、技術品質部門との連携による現地部材の認証のスピードアップによって、最適地購買を加速。海外での購入先の開拓を進め、原材料高への対応と、コストダウンを加速していく。

 

また、ロジスティクス部門は、完成品・部材ともにアジア発の物量が増加していることを背景に、アジアを起点としたロジスティクス体制を構築するため、ロジスティクスの本部機能を移転する。アジアの海上・航空物流のハブ拠点であるシンガポールを拠点としてロジスティクスの合理化に取組み、コストを削減していく。

 

これに伴い、本部長を含む十数人がシンガポールに移り、調達・ロジスティクスの戦略機能・グローバルオペレーションを統括する。ドメイン、本社機能との連携や、日本での調達・ロジスティクスに関わる部分は、日本に残す。同社は「これらの取組みなどを通じてグローバル志向へのパラダイム転換を進め、成長力溢れるパナソニックグループを目指す」としている。