【4-9月期】名鉄運輸、震災で減収も営業増益3.4％

財務・人事 

東日本大震災で毀損した東北地区のネットワーク復旧に全力を挙げ、被災地以外の収入確保に向けて既存荷主の囲い込み強化、新規荷主開拓に積極的に取り組んだ。また、グループ各社の連携を強化することで、一体となった営業活動に努めたが、被災拠点などの営業活動停止、供給ルート寸断や消費性向の低下による全国的な物流量の減退をカバーするには至らなかった。

この結果、中間期の連結売上高は1.2％減となったが、人件費抑制や業務効率化など費用の削減に努め、営業利益は3.4％増、有利子負債の圧縮に伴う支払利息の減少効果などで経常利益も3.2％増を確保した。また、特別損失が前年実績から3億7500万円減少し、四半期純利益は4億5300万円増の8億4200万円となった。