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銀座コージーコーナー、音声認識仕分けシステムを導入

2010年8月2日 (月)

話題銀座コージーコーナーが音声認識システムを導入洋菓子製造販売を手掛ける銀座コージーコーナーは2日、店舗への商品配送精度を高め、効率化を図るため、日立情報制御ソリューションズの「物流センターでの音声認識技術を利用した仕分システム」を導入し、本格稼動を開始したと発表した。システムは、アドバンスト・メディアの音声認識技術「AmiVoice」を活用した。

 

銀座コージーコーナーは首都圏を中心に全国約380店舗を展開しており、洋菓子は200種類以上が店頭に並ぶ。これらの店舗への配送仕分として、これまではハンディターミナルによるタッチパネル方式を採用し、手元の端末と商品を見比べて選択・チェックしていたが、新システムでは「合成音声で商品の仕分を指示」「発話(声)で確認」のように音声で仕分作業を行うことで、商品から視線を外さずに行き先を確認できるようになり、納品精度の向上を実現した。また、両手が自由になることで、商品をこれまでよりも丁寧に取り扱えるようになった。

 

銀座コージーコーナーでは今後、音声認識技術を使ったシステム導入を進め、「ストレスフリーな作業環境、よりおいしい洋菓子の製造、顧客サービスの向上を図る」としている。

 

食品メーカーでは、入荷-在庫-出荷までの全工程で、「ロット・シリアル・製造年月・賞味期限」などの管理情報をデータとして残す必要性が高まっており、これらの情報を入力する手間の効率化が求められている。

 

日立情報制御とアドバンスト・メディアは、日立情報制御のロジスティクスやコールセンターなどのソリューションへの音声認識技術適用を進め、製造・物流・流通業界などに向け、音声認識を活用したソリューションの提供、各種システムの作業効率の向上、ハンズフリー・アイズフリー環境の提供に注力する。