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神戸製鋼、中国の線材二次加工拠点を増強

2011年11月15日 (火)

拠点・施設神戸製鋼所は15日、中国浙江省平湖市の特殊鋼線材二次加工拠点「神鋼特殊鋼線(平湖)有限公司」(KSP)の生産能力を増強することで、共同出資者の神鋼商事、大阪精工、名北工業と合意したことを発表した。

 

KSPは2009年に操業を開始したが、その後、中国の自動車生産が堅調に推移し、高強度ボルト・ナットなどに使用される特殊鋼線材製品「冷間圧造用ワイヤー(CHワイヤー)」の需要も拡大。

 

今後、需要家の現地調達ニーズがさらに高まる見込みで、軸受鋼ワイヤーでもこうした動きが顕著になってくるとして、能力増強に踏み切るもの。

 

今回の増強では、CHワイヤーの供給能力を拡大するほか、軸受鋼ワイヤーにも対応できる設備投資を行い、軸受鋼の顧客のニーズにも対応できる体制を確立する。

 

投資額は7億1000万円で、建屋3100平方メートルを増築するとともに、クレーン3台、伸線機2機、STC炉1基などを導入する。2012年7月ごろから順次稼動し、伸線機の生産能力を1.6倍、STC炉を1.5倍に引き上げる。