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国交省調べ

15年度の倉庫証券化資産額、過去最高の8000億円

2016年5月30日 (月)

拠点・施設国土交通省が27日に公表した2015年度の「不動産証券化の実態調査」結果によると、同年度は証券化の対象として取得された「倉庫」の資産額が8000億円と過去最大規模に膨らんだ。

証券化推移

倉庫として取得された資産額は11年度まで多い年度でも2000億円程度にとどまっていたが、12年度に6000億円と大幅に増えてからは、13年度7000億円、14年度5000億円――と、年度によって高低の幅はあっても商業施設や住宅向けと同程度の規模に拡大してきた。

オフィス、住宅、商業施設、ホテル・旅館、ヘルスケア、複合施設など、すべての証券化対象となる不動産取得実績に占める倉庫の割合は、11年度の10.1%から12年度には20%へとシェアを広げ、15年度は15.2%と商業施設と並んでオフィスに次ぐカテゴリーとなった。