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川崎汽船、CO2削減中間目標を前倒し達成

2016年6月6日 (月)

環境・CSR川崎汽船は3日、2019年までの達成を目指して取り組んでいたCO2削減目標を前倒しで達成したと発表した。

同社は50年までに11年比で排出量を半分に減らす目標を掲げ、19年までに10%減らす中間目標を設定していたが、15年の運航船からのCO2排出量が13.6%減となり、中間目標を前倒しでクリア。これを受けて、30年までに25%減らす新たな中間目標を設けた。

運航船舶の大型化や電子制御エンジンなど最新省エネ技術の開発を積極的に進め、船主、本船、船舶管理会社が一体となった減速運航の取り組みが実を結んだ。

今後は最新省エネ船の投入、液化天然ガス(LNG)など燃料転換の検討、就航船へのレトロフィット(後付け)などハード面の取り組みと、燃費管理の徹底に向けて導入を進めているエネルギーマネージメントシステムや、これをベースとした運航性能管理システムの活用、バラスト航海、停泊時間の管理といったソフト面の取り組みを組み合わせて新目標の達成を目指す。