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関西で航空機産業サプライチェーン構築へ産官学連携

2016年6月16日 (木)

国内近畿経済産業局は、関西の航空機産業の活性化に向け、産学官連携でサプライチェーンを促進するため、関西航空機産業プラットフォームを立ち上げる。

21日に関西の航空産業大手企業や中小・中堅企業、国・自治体、大学などの支援機関が集まり、初の運営会議を開く。

関西航空機産業プラットフォームは、2009年度から取り組んできた「関西国際航空機市場参入等支援事業」を格上げし、受注量の増加に対応するサプライチェーンの構築やサプライヤーの生産管理、品質保証能力の強化といった課題を解決するための取り組みを検討する場として、新産業創造研究機構が事務局となって運営する。

今後20年間で倍増すると予想される民間航空機市場で日本の航空機産業の参画拡大に向け、経済産業省が関東・中部・近畿で川崎重工業、三菱重工業、新明和工業、島津製作所などの川下企業とのマッチングを支援する取り組みに位置付けられ、関東では装備品メーカーと地域企業とのマッチング、中部ではエンジン部品加工トライアル、関西ではエンジン・装備品メーカーと地域企業とのマッチング――に取り組むこととなっている。

21日に行う関西航空機産業プラットフォームの初会合では、経産省が全国の航空機産業向け支援策を紹介するほか、5-10年先を見据え、業界や地域全体で取り組むべき課題について意見を交換する。