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古河スカイ、中国にアルミ加工会社を設立

2011年12月5日 (月)

荷主古河スカイは5日、子会社のニッケイ加工(大阪市)と共同で、中国江蘇省無錫市の錫山経済技術開発区にアルミニウム加工製品の製造・販売会社を1日付で設立したと発表した。

 

中国で、急速な需要の拡大が見込まれる大型で精密な重電制御機器用インバーター、鉄道車両向け熱交換器用アルミニウム加工製品(ヒートシンク製品)の現地生産ニーズに対応するとともに、アジア全域を対象とした自動車向け熱関連部品の生産に対応する狙い。

 

古河スカイの材料を含む熱製品開発力、アルミニウム加工品販売体制、ニッケイ加工が保有するブレージング・溶接・機械加工などのアルミニウム加工技術を融合することで、急速に拡大する市場に高品質のアルミニウム製品を提供する。

 

無錫市錫山経済技術開発区内の賃貸建屋を利用することにより、短期間での立ち上げを目指し、2012年4月頃に製造販売を開始する。

 

必要な材料の一部は、板圧延品を乳源東陽光製箔有限公司(広東省、出資比率25%)、押出製品を古河(天津)精密ロ業有限公司(天津市、出資比率100%)で生産。販売は古河斯凱(上海)ロ材有限公司(上海市、出資比率100%)を活用することも視野に入れ、中国内で材料製造から加工までのサプライチェーンを強化し、顧客ニーズに早く応える体制を整備する。

 

設立2年後の2013年に黒字化、フルアップ時点では売上高16億円、営業利益2億円程度を計画している。