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ヤマト運輸、名古屋市でメール便1300冊廃棄

2011年12月8日 (木)

話題ヤマト運輸は7日、愛知県の名古屋主管支店管下の事業所で、クロネコメール便の未配達が判明したと発表した。

 

名古屋主管支店管下の事業所で、委託配達員(クロネコメイト)が、自宅におよそ1600冊のクロネコメール便を滞留させ、このうち1300冊を廃棄していたことが11月29日に発覚した。滞留させたクロネコメール便は、2008年5月頃からことし10月に法人顧客から発送されたものだった。

 

同社は未配達の発覚を受けて、発送荷主に対して事実の報告、謝罪を行い、個別に今後の対応を協議している。廃棄されたクロネコメール便は発送荷主を特定できないため、08年5月頃からことし10月に名古屋市瑞穂区弥富町などのエリアに向けて発送した顧客に対し、同社の顧客サービスセンターに問い合わせるよう呼び掛けている。

 

発表によると、同社は08年1月に配達員と委託契約を結んだが、配達員は同年5月頃から、自分が担当するエリアに同一発送荷主からのクロネコメール便が大量に到着した際に配達しきれなくなり、自宅に保管するようになった。その後も意図的に滞留を繰り返し、保管が難しくなったことから、10年から家庭ごみとして廃棄するようになったという。

 

11月29日、名古屋市環境局瑞穂環境事業所から「収集したごみ袋の中にダイレクトメールが入っている」と通報があり、発覚した。

 

同社では、9月に秋田でクロネコメール便の未配達が発覚し再発防止に取り組んでいたが、新たな滞留事案が発覚したことに対し「あらためて事の重大性を認識している。今後は、再発防止委員会のもと、再発防止策を徹底し全社一丸となって信頼回復に取り組む」としている。

 

■廃棄された可能性があるエリア
名古屋市瑞穂区弥富町(桜ヶ岡・清水ヶ岡・緑ヶ岡・円山、上山)
名古屋市瑞穂区弥富ケ丘町・初日町・壇渓通