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三重県、産廃無許可委託などで2社に事業停止処分

2016年8月9日 (火)

行政・団体三重県は9日、産業廃棄物処理業者2社に事業停止などの行政処分を、無許可でがれき類の破砕処理を行った1社に文書警告をそれぞれ行ったと発表した。

同県菰野町の服部組が産廃収集運搬業、四日市市の希望産業が産廃収集運搬業と同処分業の事業、処理施設の使用を対象に、それぞれ90日間の事業停止処分を受けた。また、無許可処分を行ったとして、シビル・エンジニアリング・ワークス・キタオカが文書警告を受けた。

県の発表によると、服部組はことし2月15日、元請業者として施工した造成工事で発生した産業廃棄物(がれき類)を、産業廃棄物処分業の許可のない下請業者のシビル・エンジニアリング・ワークス・キタオカに処分委託し、委託契約書の締結、産業廃棄物管理票の交付を行わずにがれき類を引き渡した。

シビル・エンジニアリング・ワークス・キタオカは服部組から委託を受け、この工事で発生したがれき類の破砕処理を2日間にわたって無許可で行った。希望産業はシビル・エンジニアリング・ワークス・キタオカが処分業の許可を保有していないことを認識していたにもかかわらず、自社所有の破砕施設を貸与した。