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大韓航空、A330ネオ向け部品の製造を開始

2016年9月15日 (木)
大韓航空、A330ネオ向け部品の製造を開始
空白

荷主大韓航空は15日、釜山テックセンターで「A330ネオ」の主翼の先に取り付ける小さな翼(シャークレット)の納入記念式を13日に行ったと発表した。これにより、同シャークレットの本格的な製造を開始することになる。

シャークレットは、両主翼の先端に着けられたL字型の翼の構造部で、幅2メートル、長さ4メートルの先端複合素材で作られており、翼端部の空気抵抗を減らす役割を果たす。既存の航空機に比べて燃費を4%高め、二酸化炭素の排出を減少させる効果があるという。

A330ネオはA330航空機の改良型モデルで、航続距離の延長、高い燃料効率性、騒音減少などが見込まれる。

大韓航空は2009年から自社開発したエアバスA320ネオのシャークレットをこれまでに1800台以上納品しており、08年からはA350航空機の貨物ドアも製造している。さらにボーイングB787の国際共同開発パートナーとして、同機材の胴体部分など6種類の主要構造物、B737MAXの翼部品の製造も行っている。