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北越紀州製紙、新潟工場に発電設備設置

2012年1月17日 (火)

拠点・施設北越紀州製紙(新潟県長岡市)と三菱商事は16日、両社の合弁会社「MC北越エネルギーサービス」(新潟市東区)が、北越紀州製紙新潟工場敷地内に天然ガス焚きコージェネレーション設備を新設すると発表した。

 

MC北越は80億円を投資し、2014年1月までに40MW級発電設備(ガスタービン発電設備1基、高温高圧排熱回収ボイラー設備1缶)を新潟工場敷地内に新設し、15年間のオンサイト発電事業として、新潟工場に必要な電力と蒸気の供給(電熱供給)を行う。

 

北越紀州製紙は、これまで化石燃料の使用を削減するために、パルプの製造工程で生じるバイオマス燃料「黒液」や、木質バイオマス燃料の活用を推進するとともに、クリーンエネルギーである天然ガスの利用促進や省エネルギーに取り組んできた。

 

今回、大型で高効率の天然ガス焚きコージェネレーション設備を新設することで重油使用量の削減を図り、製品トン当たりのCO2排出量を削減する。

 

三菱商事は、顧客の要望に合わせたエネルギー(電熱)調達のアウトソーシングを目的とするオンサイト発電事業に取り組んでおり、今回のMC北越が7件目となる。これまで蓄積したノウハウを活用し、MC北越の効率的な運営をサポートするとともに「今後も更なる事業拡大を目指す」としている。