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昭和電工、小山工場のアルミ缶印刷用生産ライン新設

2016年11月1日 (火)

拠点・施設昭和電工、小山工場のアルミ缶印刷用生産ライン新設昭和電工は10月31日、子会社の昭和アルミニウム缶が飲料缶の少量多品種生産に適した印刷技術を開発し、小山工場(栃木県小山市)に新印刷方式による生産ラインを新設すると発表した。11月から着工し、12月からの量産を目指す。

アルミ缶業界では、キャンペーン缶などの限定商品を中心に、写真やグラデーションを多用し高級感を訴求したデザインが増え、印刷によるデザインの忠実な再現が求められており、これらの要求に対応するため、水なし印刷やグラビア印刷などの高精細な印刷方式での生産方法が検討されてきたが少量多品種印刷には適していなかった。

開発した印刷技術は、少量多品種印刷に対応するインクジェット方式でありながら、グラビア印刷と同程度の高精細印刷を実現し、写真やグラデーションなど階調のあるデザインの再現性を向上した。新印刷方式による試作生産で品質に一定評価を得られた、として量産化を決定した。

新印刷方式による生産ラインは、10万缶程度の少量生産を想定したもので、製版・刷版工程が不要なため、データ入稿から納品までの期間短縮が可能となっている。