ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

輸入者の69%に申告漏れ、追徴税額146億円

2016年11月4日 (金)

ロジスティクス財務省は4日、2015年7月から16年6月までの1年間に、全国の税関が輸入者の関税、内国消費税の輸入申告に対する事後調査を行った結果を集計し、「電気機器」が最も納付不足税額が多かったと発表した。

4302の輸入者に対して事後調査を行い、69%にあたる2977者に申告漏れなどの不備があった。申告漏れ関連の課税価格は1521億4000万円となり、関税などの追徴税額は145億9000万円、追徴税額のうち重加算税額は6億9000万円だった。

インボイスに記載された決済金額以外の貨物代金の申告漏れ、豚肉関連の高価申告、海外生産のために輸入者が輸出者に無償提供した材料費用などの申告漏れなどがあった。

納付税額の不足は電気機器、光学機器、肉類、機械類、医療用品の順で多く、これら5品目で納付不足税額の総額の6割を占めた。