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輸入事後調査、申告漏れ追徴額が過去最高

2013年11月7日 (木)

行政・団体添付された表財務省は7日、2012事務年度(12年7月-13年6月)の関税、内国消費税の申告内容の輸入事後調査結果をまとめた。

4960の輸入者に対して事後調査を行った結果、申告漏れなどのあった輸入者は3402者となった。申告漏れ関連の課税価格は1639億9708万円で、これに対する関税などの追徴税額は298億9468万円、追徴税額に含まれる重加算税額は46億1970万円に上り、ともに過去最高額を記録した。

これまでの最高額は、追徴税額が11事務年度の155億7907万円、重加算税額は10事務年度の1億2980万円だった。

申告漏れなどで納税額の不足が多かった品目は、肉類、電気機器、機械類、医療用品、織物衣類の5品目で、納付不足税額の総額の72.6%を占めた。

申告漏れの内容としては、(1)虚偽の価格による申告(2)インボイスに記載された決済金額以外の貨物代金(輸入後に精算される場合など)の申告漏れ(3)海外生産のために輸入者が輸出者に無償で提供した材料費用などの申告漏れ——が多かった。