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鋳造・鍛造の一貫生産体制構築

昭和電工、アルミ連続鋳造棒のアジア拠点統合

2016年11月10日 (木)

拠点・施設昭和電工は、アルミニウム連続鋳造棒「ショウティック」を製造する事業の競争力を強化するため、マレーシアのアルミニウム鋳造工場「ショウティック・マレーシア」にシンガポールの同鍛造工場を統合する。

同社のアルミニウム連続鋳造棒であるショウティックは、独自の連続鋳造技術で均一・微細な金属組織を実現し、高温強度・耐摩耗性・耐食性に優れているのが特徴。また、この連続鋳造棒を素材として使用し、強度・耐摩耗性・低熱膨張性の優れた特性をもつアルミニウム鍛造品を生産、自動車コンプレッサー部品やエンジンピストン、サスペンションなどの用途に向けて提供している。

現在、ショウティック事業の製造拠点は国内1拠点、海外3拠点の合わせて4拠点体制となっており、喜多方事業所(福島県喜多方市)では鋳造・鍛造の一貫生産を行うとともに、マザー工場として生産技術力向上、新製品開発を手がけている。

海外では、マレーシア、シンガポール、ポルトガルの3拠点を運営しているが、アルミ自動車部品の需要拡大を見込み、シンガポール拠点の鍛造機能をマレーシアへ移管し、鋳造・鍛造の一貫生産体制を構築することにした。