サービス・商品豊田自動織機は17日、17年ぶりにモデルチェンジした新型1-3.5トン積電動フォークリフト「gene B」(ジェネビー)を同日から発売すると発表した。
電動フォークリフト市場は、顧客の環境意識の高まりや大型物流倉庫の新設などを背景に拡大しており、1990年に28%だった電動車比率は2015年に55%まで伸長している。一方で、さらなる稼動時間の延長や、屋外・雨天での使用、バッテリー管理の容易化など、求められる性能・機能も多様化してきた。
そこで今回のモデルチェンジでは、稼動時間をさらに延長させたほか、バッテリーを長持ちさせる機能の追加、耐水性を向上させ、これまでの安全・安定性を踏襲しつつ、機能面の充実を図った。
また、IoTを活用した稼働管理システム「TOYOTA T_Site」をオプションに設定。このシステムを利用すれば、現場での車両やオペレーター毎の走行・荷役時間、バッテリーの使用状況などさまざまな情報の管理が可能となる。車両への衝撃回数やそのレベルを検知・通知する機能も備えており、フォークリフト作業の安全管理をサポートするとともに、データを活用した物流オペレーションの改善にも役立てることができる。