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海事協会、船内機器監視・診断システムの有効性を確認

2016年11月22日 (火)

ロジスティクス日本海事協会は21日、日立造船と共同で船内機器の状態監視・自動診断システム「ClassNK CMAXS LC-A」を用い、日立造船製MAN主機関の状態監視・自動診断に関する共同研究を実施した結果、その有効性を確認したと発表した。

ClassNK CMAXS LC-Aは、機器に設置されたセンサーから得られるデータの相互関係を高度な技術で解析し、機器の状態診断、早期異常検知を自動的に実施するシステム。

日立造船製MAN主機関から得られるセンサーのデータと機関室の種機器より得られる大量のセンサデータを解析し、機器の故障の未然防止を図るとともに、実際の主機関の状態に基づいたメンテナンス間隔の最適化によるメンテナンスコストの低減を目指し、2015年10月に共同研究をスタート。

国内船社の協力を得て16年4月末までばら積み貨物船で実船実証を行い、日立造船製MAN主機関への有効性を確認した。同協会ではこの研究結果を受け「今後、ClassNK CMAXS LC-Aの日立造船製MAN主機関への普及が見込まれる」としている。