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トライステージ、タイに輸入卸会社を設立

2016年12月14日 (水)

国際トライステージは13日、タイに輸入卸売会社「トライステージ・マーチャンダイジング・タイ」を設立すると発表した。

同社グループではASEAN諸国向けにテレビ通販などのマルチチャネル通販支援サービスを提供しており、7月には東南アジア最大のテレビ通販会社「TVダイレクト・パブリック・カンパニー」に出資して関連会社化。

その後、事業の相乗効果を高める取り組みを進めているが、なかでも同社グループからTVダイレクト社への商品供給は「とくに効果の大きい重要な施策」だとして、「より柔軟で機動的な方法」を検討していた。

新設する輸入卸会社は、タイに拠点を置くプレイヤーとして同国のテレビ通販市場を含むリテール市場の動向分析を行いながら、マーチャンダイジング(商品の選定・提案・調達)と、貿易業務を提供する。商品の輸入元は同社とグループ会社のMERDIS社が強みを持つ日本と韓国が中心となり、商品の調達業務を支援する。

TVダイレクト社はこれまで米国とタイの商品を主軸としてきたが、事業拡大のためにも消費者からの要望が強い日本、韓国商品の確保を急務と考え、商品ラインナップを拡充する。

タイに輸入卸売会社を保有することで、これまで以上に直接的に日本商品の輸出を拡大するルートを確保することとなるため、日本企業が海外に進出する際のハードルとなってきた課題解決に役立てるほか、企業の海外展開への挑戦や販路拡大を支援する考え。