雪印メグミルク、首都圏のチルド飲料生産集約、物流再配置

拠点・施設雪印メグミルクは9日、飲料・デザート類事業の首都圏基幹工場として建設を進めている新海老名工場の完成後、現行工場の敷地内に新建屋を建設し、生産物流機能の増強に向けた設備投資を実施すると発表した。

同社は現在、飲料・デザート類事業の市場競争力の強化と継続的な事業成長を目指し、生産物流機能を対象としたコスト構造改革に取り組んでいる。

この取り組みの柱として、海老名工場を同事業の首都圏における基幹工場に位置付け、第1期投資として製造設備の更新など基盤整備を進めている。

関東地区では現在、海老名、野田、日野、富里の4工場が飲料類の生産機能を担っているが、新海老名工場の第1基投資が完了後、跡地に建屋を建設し、日野、富里工場のチルド飲料生産機能を集約。さらに、物流も日野、富里工場の機能を再配置する。

生産物流機能の再編に伴い、新海老名工場の飲料生産ライン稼働に合わせて2015年度末をメドに日野、富里工場を閉鎖する。