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精度の高さと使い勝手、業界特化テンプレートが特徴

インフォア、新たな需要計画製品の国内投入開始

2017年1月17日 (火)
インフォア、新たな需要計画製品の国内投入開始
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サービス・商品インフォアジャパン(東京都千代田区)は17日、サプライチェーンの予測プロセスを簡素で素早くした需要計画ソリューション「インフォア・ディマンドプラス」の国内提供を開始したと発表した。当面は売り切りタイプ(オンプレミス)で販売し、段階的にクラウドタイプへと展開する。

同社はこれまでサプライチェーン計画管理ソリューションSCPの一部として、需要計画ソリューション「インフォア・ディマンド・プランニング」を提供してきたが、新サービスのインフォア・ディマンドプラスでは、ウェブを基盤とした作りに刷新し、利用者が直感的に操作しやすいデザインや機能に配慮しながら、最新テクノロジーを組み合わせた。

特にインフォア・ディマンド・プランニングと比べて予測・分析機能を高めており、今後は既存製品の機能をインフォア・ディマンドプラスへ段階的に移行していく。

製造業や流通業を中心とした業界に特化する機能、テンプレートをあらかじめ用意し、業界ごとに特有の高度な需給予測に対応。「ソーシャルコラボレーションと効率的なワークフローを結びつけることで、将来の需要を包括的な視点から見通すことができる」(インフォアジャパン)。

新製品の特長をもう少し詳しく見ていく。注目すべきは「精度の向上した高度な予測・分析機能」だろう。インフォア・ディマンドプラスは、独自の確率予測を採用することで、より精度の高い予測を実現している。需要計画の妨げになる要素を最小化するよう設計の改良を行い、在庫ポリシーの最適化が高まり、柔軟なルールで分類できるようになった。需要分析や週次予測の拡張を行うことも可能だ。

使い勝手についてはどうか。同社は新製品の特長のひとつとして「使用者目線のユーザーエクスペリエンス」を挙げている。「あらゆる需要計画に意思決定を支援する分析機能が中心的となるよう設計」し、直感的に使いやすいユーザーインターフェースで、生産性を高めることができるという。予測・分析機能でもたらされたインサイトを容易にビジネスに反映させ、戦略的な計画策定を実行する、といった利用が可能だ。

サプライチェーンを対象とした製品である以上、社内外の連携性も重要な要素だ。インドア・ディマンドプラスでは、サプライチェーンにかかわる社内外の複数のユーザー同士が協業できるよう、ソーシャルコラボレーションプラットフォームとして同社が提供する「インフォアMing.le」と統合している。より直接的なコミュニケーションが可能になり、予測精度との関連性を強め、競争力を強化につながるといった作用が見込める。