サービス・商品インフォアジャパン(東京都千代田区)は15日から、大規模組立製造業向けのSaaS型クラウドERP「インフォア・クラウドスイート・インダストリアル・マシナリー」の提供を日本市場で開始した。
この製品は同社が提供するクラウドアプリケーション群「インフォア・クラウドスイート」の一つで、個別受注に基づくプロジェクト型の生産管理、コスト管理が必要な産業用機械や大型設備機器分野などに強みを持つ産業機械製造業向けの機能をクラウド上で統合したもの。
グローバル企業に欠かせないマルチサイト機能、財務・管理会計、サプライチェーン、生産管理、プロジェクト管理、製品設計、品質管理などの機能をあらかじめ備えた。
オプションとしてサプライヤーとの連携、コンフィグレーション管理などの機能を提供し、サプライヤーや代理店を含むグローバル全体の経営情報の可視化が可能になっている。
ほかの業界特化型クラウドERPと同様に、業界特化の分析機能や特定目的向けミドルウェア、ソーシャル・コラボレーション・エンジンを備えており、これらを組み合わせることで「あらゆる場所でのリアルタイムなデータ活用や、社内外のコミュニケーション円滑化」が行えるようになる。
新サービスはアマゾンウェブサービス(AWS)上で展開し、IT初期投資を大幅に削減できるサブスクリプションモデルで提供。サーバーやハードウェアを必要としないため、短期間で導入できる。提供価格は月額150万円(税別)から。