ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

松風、日立物流に物流委託、東日本から着手

2012年2月21日 (火)

ロジスティクス歯科材料や機材を製造する松風は21日、物流業務を日立物流にアウトソーシングすると発表した。

 

同社の物流業務は、これまで京都本社、東京支社、札幌営業所、仙台営業所、名古屋営業所、福岡営業所の全国6拠点で自社運営していたが、歯科器材は貯蔵や流通で薬事法や消防法の規制を受ける製品が多く、多品種で年々取扱品目数が増加していることから、物流の合理化が急務となっていた。

 

当初は危険物の貯蔵も含めた物流センターの建設を予定していたが、研究開発などへの投資を優先するために物流センターの建設を見送り、物流業務の効率化を図る狙いで東京支社、仙台営業所の物流業務を日立物流に委託することにしたもの。

 

松風では「物流業務のアウトソーシングにより、将来的な取扱品目数の変化にも柔軟に対応ができるとともに、トレーサビリティ体制の強化にもつながるなど、物流業務の品質向上や合理化が期待できる」としている。同社はこれを機に、研究開発や製造、販売に経営資源を集中することで経営効率の向上を図る。

 

今後は物流システム開発や業務設計など具体的な業務委託への取り組みに着手し、7月には東日本地域の物流体制の整備を完了。京都本社、名古屋営業所、福岡営業所でも2013年中に物流機能を統合し、同社へ物流業務を委託するとしている。