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中外製薬が三菱倉庫に物流委託、中外物流は解散

2019年6月14日 (金)

メディカル中外製薬は14日、三菱倉庫に医薬品の物流業務を委託すると発表した。三菱倉庫は中外製薬の医薬品を取り扱う物流センターを2021年1月から稼働させる計画。

中外製薬では、事業プロセスやコスト構造を見直す方針を掲げており、物流機能の高度化と効率化を図るため、物流業務を三菱倉庫に委託することにした。現在は物流子会社の中外物流(埼玉県加須市)が物流業務全般を担っているが、三菱倉庫の物流センター稼動後、中外物流は解散する。

医薬品メーカーは、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインで輸送・保管過程の医薬品の品質保持を担保するための手法が定められたほか、大規模災害などに対応する事業継続計画(BCP)の策定、配送リスクの低減など、医薬品の流通管理をめぐる外部環境への対応が求められており、今後も物流の外部化が進展するとみられている。