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MSC・現代商船、韓進から米LB港コンテナターミナル会社買収

2017年2月2日 (木)

話題世界2位のコンテナ船社、MSC(スイス)は現地時間の1日、子会社のターミナル・インベストメント・リミテッド(TIL)が現代商船とともに、韓進海運からトータル・ターミナル・インターナショナル(TTI)社の株式を取得したと発表した。

TTI社の株式は韓進海運が54%、MSCが46%を保有していた。韓進海運の破綻に伴い、優先買収権を持つMSCは、条件付きで韓進がその持分をMSC以外に売却することを容認したが、結果としてMSCがTILを通じて8割を、現代商船が2割をそれぞれ保有することとなった。

TTI社は米国ロングビーチ港、シアトル港でコンテナターミナルを運営しており、MSCは「買収協議を通じ、われわれの関心はビジネスを再構築し、『2M』アライアンスパートナーのマースクや新たな合弁事業の相手である現代商船のニーズに対応することだったし、今後もそうあり続けるだろう」と取引の意義を説明する。

また、現代商船の最高財務責任者は「ロングビーチのTTIのターミナルを利用し、顧客の利益のためにわれわれの太平洋横断航路を強化することを楽しみにしている」と話した。