拠点・施設日清オイリオグループは8日、子会社の大東カカオがインドネシアのサリムグループで小作農園事業を展開するサリム・イボマス・プラタマ(SIMP)社と同国で業務用チョコレートの製造合弁会社を設立すると発表した。
同国など東南アジア各国で中間所得層の拡大と購買力の高まりによってチョコレート市場の裾野が広がってきていることを受け、大東カカオはかねてからチョコレート事業への参入を検討していた。
2016年8月3日にはSIMP社との間で基本合意書(MOU)を交わし、合弁会社設立に向けた協議をスタート。合弁会社を設立することで相互の強みを発揮しあい「チョコレート事業への参入を効果的に実現できる」と判断した。
新会社は大東カカオが51%、SIMP社が49%を出資し、3月に設立。2年後をメドに業務用チョコレートの製造・販売を開始する。