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日野、デュトロなど21万台にリコール

2017年2月14日 (火)

荷主日野自動車は14日、「デュトロ」などに使用されている制動装置、電気装置、燃料装置に不備がみつかったとして国土交通省にリコールを届けた。リコール対象は21万8983台。

制動装置は、手動式パーキングブレーキレバーを引き上げた際に、「原因は判明していない」が、まれにレバー保持機構の歯先同士がつり合って、レバーが確実に固定できず、その後、つり合いが外れてレバーが下がることがある。そのため、制動力が低下し、最悪の場合、車両が動き出すおそれがあるという。

全車両パーキングブレーキレバーに操作方法を記載したコーションプレートを貼り付け、レバーを確実に固定するための操作方法を知らせるほか、原因が判明次第適切な措置を行う。

電気装置ではインストルメントパネルを固定している金具の端部処理が不適切なため、周囲に配索されたワイヤハーネスが干渉しているものがある。このため、走行時の振動で被覆が損傷し、ワイヤハーネスと金具がショートして、最悪の場合ワイパーなどの機器類の機能が停止したり、走行中エンストして再始動できなくなるおそれがあるという。全車両、当該金具・ワイヤハーネスに保護材を取り付けるとともに、ワイヤハーネスを点検し、損傷している場合は補修する。

燃料装置は、ディーゼルエンジンの燃料フィルタケースの強度が不足しているため、燃料圧力の変動・エンジン振動により、フィルタケースに亀裂が入るものがあり、燃料が漏れるおそれがあるという。当該燃料フィルタを対策品と交換するほか、一部の車両には既に対策品が取り付けられているため、部品番号を点検し、対策前のものは対策品に交換する。