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ブラジルからチリへ「アントノフAn-225」が飛行

仏ボロレ・ロジ、米大陸史上最も重い貨物を輸送

2017年2月16日 (木)
仏ボロレ・ロジ、米大陸史上最も重い貨物を輸送
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話題フランスの物流会社、ボロレ・ロジスティクスは15日、ブラジルのサンパウロからチリのサンチアゴまで、世界最大の航空機「アントノフAn-225」で155トンの変圧器を輸送したと発表した。

この大掛かりな輸送はブラジル・グアルーリョスのテクノロジー会社、ABBの施設からチリ・コルブンの電力会社の施設まで、一貫してボロレ・ロジスティクスが指揮した。

ボロレ・ロジスティクスの産業プロジェクト部門を率いるネルソン・フィゲロア氏は「南北アメリカ大陸で行われた単一貨物の輸送ではこれまでで最も重く、航空機で輸送したものとしては歴史上2番目に重かった。非常に複雑で挑戦的な作業であり、4か月以上にわたって徹底的な準備が必要だった」と輸送作業の困難さを振り返った。

重量155トンの変圧器は昨年11月7日にABBの敷地内から出荷され、警察の護衛の下で翌朝7キロ以上の陸送を経てグアルーリョス空港に到着。変圧器の重さに偏りがあったため、重量のバランスをとる必要があり、変圧器と別に27トン分の追加フレームを積み込んだという。