荷主東芝は17日、傘下の東芝社会インフラシステム南米社が、ブラジルに建設した電力用変圧器の新工場(ミナスジェライス州ベチン市)で本格的な生産を開始した、と発表した。
東芝社会インフラシステム南米社はブラジル、北中南米地域向けの電力用変圧器の製造・販売を手掛けており、同州コンタジェン市の工場で年間15GVAの変圧器を生産。
拡大する需要に対応するため、生産能力の増強を目的に2011年5月から変圧器の第2工場として新工場を建設していた。
新工場は、コンタジェン市の既存工場から西に25キロの場所に立地。敷地面積14万6000平方メートル、建屋面積3万2000平方メートルで、投資額は60億円。
東芝社会インフラシステム南米社では、今回の新工場の生産開始により、コンタジェン工場で小容量クラスの変圧器、ベチン工場で中・大容量クラスの変圧器を中心に生産体制を構築し、生産能力を拡大することで、同地域の変圧器事業の拡大・強化に取り組む。
■新工場の概要
所在地:ブラジルミナスジェライス州ベチン市
敷地面積:14万6000平方メートル
延床面積:2万2710平方メートル
生産品目:中・大容量クラス電力用変圧器
着工時期:2011年5月
竣工時期:2013年5月