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愛知県、ダイコーの保管廃棄物3000トン撤去完了

2017年2月27日 (月)

フード愛知県は27日、ダイコーが不適正に保管していた食品廃棄物の撤去作業が同日中に完了すると発表した。県では撤去作業に要した費用の最終的な県負担額が確定次第、3月中にダイコーへ請求する考え。

撤去作業では、腐敗による悪臭や害虫の発生による周辺の生活環境への影響が懸念されたことから、2016年6月8日以降、廃棄物関係団体、廃棄物処理業者、稲沢市の協力を得て撤去を進め、27日に完了することとなった。

撤去量は悪臭や害虫の発生の原因となる食品廃棄物など7540立方メートル、重量にして3036トン。収集運搬作業に愛知県産業廃棄物協会、会員事業者愛知県衛生事業協同組合、組合事業者が、中間処理にオオブユニティ、豊田ケミカルエンジニアリングサンエイ、稲沢市が、最終処分には愛知臨海環境整備センターがそれぞれ協力した。これらの協力団体に対しては3月下旬に知事が感謝状を贈る。

■経緯
2016年1月12日:壱番屋がダイコーに廃棄処分委託した冷凍ビーフカツがスーパーで販売されていることを尾張県民事務所に通報
16年1月13日:愛知県がダイコーへの立入検査、報告徴収を開始
16年6月8日:県の事務管理による撤去開始(予算額3969万円)
16年6月27日:ダイコーの産業廃棄物処理業許可取消
16年7月12日:ダイコー会長逮捕
16年12月16日:ダイコー会長判決(懲役3年執行猶予4年、罰金100万円・法人に罰金50万円)