国内関東運輸局は13日、年末年始の輸送安全総点検の結果を公表した。2016年12月10日から17年1月10日までの間に事業者が報告した事故件数は120件で、前年から4件減少した。
特にトラック輸送では人手不足に伴う輸送品質の低下が懸念されているなか、鉄道・バス・タクシーなど大半の輸送分野で件数が減少したものの、トラックは前年より6件多い38件と増加。死者数も9人から18人へと2倍に増えた。
期間中は関東運輸局と運輸支局の職員らが74社に対して立入点検を行ったほか、街頭検査を8回、乗合バス添乗査察を8回実施した。街頭検査では275台の車両を検査し、57件の整備命令を交付。シートベルトの着用状況は、1046台を調査し、運転者着用率は98.3%(前年は99.6%)で、トラックは62台のうち2台が未着用で着用率は96.8%だった。