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センコー、ベトナムで初の物流施設稼働

2018年4月2日 (月)
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ロジスティクスセンコーは2日、ベトナムで同社初の物流施設が稼働を開始した、と発表した。現地法人のセンコーディストリビューションサービス・ベトナムがハノイ市隣接のフォーノイB工業団地(フンイエン省)に「フォーノイ・ロジスティクス・センター」を建設した。

新センターはハノイ市から30キロ、ノイバイ国際空港から40キロの距離にあり、輸出入拠点のハイフォン港からも70キロと利便性が高い。建物は平屋建て、建築面積2万平方メートルと、同国北部で最大規模の大型倉庫。建物の両側に長さ150メートルの高床式トラックバース(54台接車可能)を設け、幅12メートルの大きな庇を備えるなど、全天候型の物流センターとして運用する。

同国は軟弱な地盤の土地が多く、地盤沈下のリスクがあるため、新センターでは建物、敷地内に数千本の杭を打設。地盤沈下を防止する対策を徹底し、BCP(事業継続計画)対応として、非常用発電機なども設けた。

さらに、センター内に3000平方メートルの保税倉庫を配置して輸出入貨物に対応し、セキュリティ対策としてICカードと指紋認証による入退室管理システムや監視カメラを備える。

■フォーノイ・ロジスティクス・センターの施設概要
所在地:ベトナムフンイエン省フォーノイB工業団地内
敷地面積:3万5000平方メートル
建物構造:鉄骨造平屋建て
建築面積:1万9941平方メートル
延床面積:1万6589平方メートル(倉庫1万6043平方メートル、事務所546平方メートル)
主要設備:高床ホーム、ドックレベラー15基、非常用発電機
営業開始日:2018年4月1日