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陸災防

7月1日から12月31日まで労働災害防止強化期間

2017年6月12日 (月)

ロジスティクス陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防)は12日、「第12次陸上貨物運送事業労働災害防止計画目標達成取組強化期間」を7月1日から12月31日まで実施すると発表した。

陸災防では、2017年度を最終年度とする「陸上貨物運送事業労働災害防止計画」に基づき、5年間で労働災害による死亡者数20%減少、死傷者数10%以上減少、過重労働による健康障害の防止、腰痛症の減少――を目標に掲げ、積極的な安全衛生活動を展開している。

16年の陸運業の労働災害による死亡者数は99人で、前年同期比20.8%減と大幅に減少し、初めて100人未満となった。しかし、一昨年増加傾向に歯止めがかかった死傷者数は1万3977人と、前年に比べ0.7%増となったほか、17年5月の速報値では、死亡災害、死傷災害ともに前年比大幅な増加傾向にあることから、目標の達成に向けて「一層強力な労働災害防止対策の推進が求められている」(陸災防)。

これらのことから、特に今年度は陸上貨物運送事業労働災害防止計画の最終年度であることもあり、例年、夏期労働災害防止強調運動期間として実施している期間を拡大し、7月1日から12月31日までの6か月間を陸上貨物運送事業労働災害防止計画目標達成取組強化期間として実施することにした。

「みんなで築く安全職場総力挙げて目標達成12次防」をスローガンに掲げ、 支部が行う交通事故・労働災害防止大会の開催、個別指導・集団指導の実施、安全研修会、陸運災防指導員会議、街頭宣伝活動などの広報活動の支援・協力を行うほか、荷役作業5大災害防止対策チェックリストと一体となった「陸上貨物運送事業における重大な労働災害を防止するには」パンフレットを印刷し、全会員事業場に配布・周知などを行う。