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JR東日本、駅構内物流支援ロボットの開発加速

2017年7月6日 (木)

ロジスティクス東日本旅客鉄道(JR東日本)はこのほど、駅構内の物流業務や警備、顧客案内などを行うサービスロボットの開発を加速するため、グループ会社を中心とした有限責任事業組合「JRE ROBOTICS STATION」を14日に設立すると発表した。

JR東日本グループでは、JR東日本研究開発センターを中心に、駅構内配送などの物流業務支援や外国語に対応する顧客案内、身体の不自由な利用者の手荷物運搬などを行うサービスロボットの研究開発を進めている。

一方で、駅構内、駅ビルなどは多くの顧客が利用するため、ロボットへの制約が多いこと、空港やオフィスと異なり段差や傾斜が多い場所での利用となること、これらの解決ため、センサーやネットワーク、AIなどを活用した制御が必要など、技術的な課題がある。

今回、サービスロボットの開発・導入を加速するため、有限責任事業組合を設立するとともに、課題解決のためのロボット技術や開発パートナーを募集する。また、実験設備や実際の場所での実証実験の調整などを行う。

開発パートナー募集に向け、5日に専用ホームページ「JRE ロボティクスステーション」をオープン。具体的な募集については、「ニーズ・課題を整理した後に順次知らせる」としている。

■専用ホームページ
http://www.jreast.co.jp/jrerobo/

■「JRE ROBOTICSSTATION」概要
所在地:東京都渋谷区代々木2-2-2(JR東日本本社ビル11階)
設立:2017年7月14日
業務内容:ロボット技術に関する情報の収集、ロボット技術を持つ企業の募集、実証実験を行うための調整、指導・運営、実証実験結果の検証・実用導入提案