中部運輸局、災害時の海上緊急輸送検討会を設置

行政・団体中部運輸局は28日、災害時に円滑な海上緊急物資輸送を行う体制づくりを目的に、管内の関係者が集まって定期的に検討する場として「災害時における海上緊急輸送対策検討会（仮称）」を設置、4月17日に初会合を開催すると発表した。

検討会は、東海・東南海・南海地震対策中部圏戦略会議の基本戦略推進に向けて、災害に強い物流システムを構築する一環として海上輸送部門の体制強化を図るもの。

緊急物資輸送船舶の早期選定・確保・投入を目指し、海上輸送能力のデーターベース化と情報の共有化を図るほか、被害状況に応じて太平洋側海上輸送ルートの代替性、多重性を確保するため、敦賀港などを利用した日本海側輸送ルートの構築、地方自治体と民間輸送事業者の輸送協定などの締結――をテーマに協議を進める。