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郵船ロジ、NZ発着の自社オペ海・空貨物輸送開始

2017年8月4日 (金)

ロジスティクス郵船ロジスティクスは4日、オーストラリア現地法人の郵船ロジスティクスオーストラリアがニュージーランド発着の海上・航空貨物輸送の自社オペレーションを開始する、と発表した。これにより、オークランド市内の物流施設と組み合わせた総合的な物流サービスを同国で提供する体制が整った。

同国は輸出の6割以上を一次産品が占める農業大国で、乳製品や青果物の輸出が盛ん。これまでニュージーランド発着の海上・航空貨物を輸送する際は、提携代理店が現地手配を行っていたが、事業拡大を目指して自社オペレーション体制を構築した。

今後はオークランド支店が、海上・航空貨物輸送関連の国内オペレーションを自社で提供。海上輸送は主要港のオークランド港で、航空輸送はオークランド、ウェリントン、クライストチャーチなどすべての空港で、それぞれ現地オペレーションを自社で提供する。オークランド支店に併設する物流施設では、顧客ニーズに合わせたコントラクトロジスティクスサービスにも対応する。

郵船ロジスティクスのニュージーランド国内物流事業は、2016年3月に精密機器輸送に強いハイテック社のアジア太平洋事業を引き継ぐ形で参入した。今回の自社サービス拡充により、同社は「グローバルネットワークを活かしたサプライチェーン・ロジスティクスサービスをオーストラリアとニュージーランドの顧客に提供していく」としている。