財務・人事日新が7日発表した2018年3月期第1四半期(4-6月)決算は、国内外とも輸出入貨物の取り扱い量が増加し、営業利益が3割増加した。
日本では、海上事業で輸出入貨物の取り扱いが増加し、特に輸出の取り扱いが収益に寄与。航空事業は生産部材の輸出入の取り扱い、中国・アジア向け輸出の取り扱いも前年を上回った。
倉庫事業では、輸入貨物の保管の取り扱いが増えた。港湾運送事業ではターミナル集約による生産性向上や、新規航路開設、船舶の寄港が増え、収益は回復基調で推移した。
海外では米州において航空貨物輸出の取り扱いが伸長したほか、倉庫保管貨物も堅調だった。一方、カナダ、メキシコでは、顧客の事業環境変化に伴い事業の見直しを進めた。
欧州は英国、ポーランドの配送事業が好調。アジアではタイ、マレーシアで輸入貨物取り扱いが増加し、フィリピンなどでは航空輸出貨物の取り扱いが順調だった。中国では、倉庫保管貨物、航空輸出貨物の取り扱いが堅調に推移した。
■2018年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 52,337 | 8.3% | |
営業利益 | 1,697 | 31.1% | 3.2% |
経常利益 | 1,899 | 24.8% | 3.6% |
当期利益 | 1,994 | 115.7% | 3.8% |