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日新・中間、主力の物流事業好調で営業益3割増

2017年11月6日 (月)

ロジスティクス日新が6日発表した4-9月期決算は、主力の物流事業で日本発着貨物の取扱量が増加したことなどで好調に推移し、営業利益が38.4%増加した。

物流セグメントは、日本で海上事業の自動車部品、機械部品、食品関連の輸出入、化学品や展示会・設備機械の輸出の取り扱いが増加。航空事業は自動車関連の輸出入、中国向け電子デバイスの輸出が収益に寄与した。食品の輸入も堅調だったほか、アパレル関連は回復基調で推移した。

倉庫事業では雑貨、食品関連の輸入品、危険品の保管、内陸倉庫作業が増加。港湾運送事業は新規航路開設に伴い船舶の寄港が増えたことに加え、ターミナル集約により生産性が向上した。

海外では、北米で生鮮・加工食品の航空輸出入が増加したほか、自動車関連貨物、倉庫保管業務も堅調に推移。欧州では、新規顧客の営業開拓を進めた結果、アジアとの輸出入貨物の取り扱いが増え、既存顧客の国内輸送や倉庫保管物量も伸長した。

東欧では地場企業との取引が堅調に推移。アジアでは、ASEANから日本への食品輸出が伸びた。また輸送機器の生産が活発化したことにより、域内輸送が増加した。航空貨物では電子部品の取り扱いも堅調に推移した。中国では電子部品などの取り扱い拡大で航空輸出入貨物が増えた。これらにより売上高は12.1%増、セグメント利益は50.4%増となった。

通期業績予想に対する進捗率は、売上高が50.6%、営業利益52.8%、経常利益54.6%、純利益62%とほど予想通りに推移。

■2017年3月期第2四半期決算

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
107,73511.4%
営業利益
3,24838.4%3.0%
経常利益
3,54939.9%3.3%
当期利益
3,22379.3%3.0%