ロジスティクスSBSホールディングス傘下のSBSロジコムは23日、開発中の物流シェアリング・プラットホーム「iGOQ」(イゴーク)に参加できるスマートフォン用アプリの無償配布を開始した。
登録物流事業者はこのアプリを通じ、自社車両の動態管理や、今後同社が提供する車両と荷物のマッチング機能を利用できるようになる。
SBSロジコムは、これまで取り組んできた動態管理の進化形として、「輸送能力をシェアリングし、車両と荷物を自動マッチング」する物流シェアリング・プラットホームを立案し、今秋のリリースを目標に開発を急いでいる。
このアプリで利用できる動態管理は、SBSロジコムが「カスピアンプロジェクト」として行った実証実験で有効性を確認しており、手待ち時間の見える化、店着時間のタイムリーな顧客提供といった効果が期待できるという。
データは匿名化されており、SBSロジコムを含む第三者が運行状況を知ることはできないよう、セキュリティ面にも配慮。今後、iGOQの開発に合わせてバージョンアップし、最終的には車両と荷物の自動マッチングまで提供する計画。
マッチング機能の利用は強制ではなく、希望企業のみが無料で利用できるオプションとして提供する。
■iGOQのサービスサイト
https://igoq.jp