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スマホ未導入でも動態管理可能に

SBSロジコム、iGOQ拡大へ低価格スマホレンタル

2017年9月7日 (木)

ロジスティクスSBSホールディングス傘下のSBSロジコムは7日、物流シェアリング・プラットホーム「iGOQ」(イゴーク)への参加を希望する物流事業者向けに、スマートフォンを低価格でレンタルするサービスを同日から開始したと発表した。

同社は、これまで取り組んできた動態管理の「さらなる進化形」として、輸送能力をシェアし車両と荷物を自動マッチングする物流シェアリング・プラットホーム構想「イゴーク」を立案、今秋のリリースを目標に開発を進めている。

サービスに先行して動態管理ができるスマートフォン用アプリケーションを無償配布しており、「iGOQに参加したいがまだ、スマートフォンを導入していない」という物流事業者向けにレンタルし、サービスを利用しやすい体制を整える。

スマートフォンにはあらかじめiGOQ専用アプリがインストールされており、端末料金、通話料(国内に限り通話し放題)、通信料(各種プランあり)を含めて1台あたり月額2980円で提供する。これにより、低価格でスマートフォンを導入できるほか、iGOQを通じて無償で自社車両の動態管理を実現できるようになる。

動態管理は、同社の「カスピアンプロジェクト」で実証実験が済んでおり、配送ルートの改善や店着時間のタイムリーな把握といった効果が見込める。データは匿名化されており、同社を含む第三者が運行状況を知ることはできないよう配慮されている。

専用アプリは今後のiGOQの開発状況に合わせて段階的に機能拡張し、最終的には車両と荷物の自動マッチングまでカバー。希望する企業が無料で利用できるオプションとして提供する。

iGOQのサービスサイトからスマートフォンレンタルサービスの説明や登録手続き方法などが記載された特設ページにアクセス可能。

■イゴークサイト
https://igoq.jp