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三菱商事、初のFPSO傭船契約をブラジルで締結

2012年4月3日 (火)

荷主三菱商事は2日、ブラジル沖北部「サピノア」鉱区向けの深海対応FPSO(洋上原油・ガス生産貯蔵積出設備)を傭船する契約を締結したと発表した。

 

FPSOで世界最大手のSBMオフショア社、ブラジル民間石油・ガス開発会社のQGOG社の3社で設立したJVを通じ、ブラジル国営石油会社「ペトロブラス社」などのコンソーシアムメンバーが設立したグアラ社(オランダ法人)向けのFPSO傭船契約を締結した。

 

三菱商事は、同時にペトロブラス社と操業・保守契約も締結。SBMと昨年2月に締結した「FPSO傭船・操業・保守」関連の長期協業契約の第1号案件となる。

 

今回提供するFPSOは、グアラ社が保有するブラジル沖のBM-S-9ブロックの北部サピノア油田に投入する。

 

SBM社が建造するこのFPSOの原油生産能力は日産15万バーレル、随伴ガス処理能力も1日600万立方メートルで、二酸化炭素・硫化水素除去装置、1日18万バーレルの水圧入装置を備える。

 

2014年下半期の完工後、20年間にわたりってブラジルの原油生産に寄与する。