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双日と国分、ベトナムで3温度帯全国物流網を構築へ

2012年4月3日 (火)

荷主双日と国分(東京都中央区)は3日、双日が25.01%の株式を保有しているベトナムの大手食品卸企業「フン・トゥイ・マニュファクチャー・サービス・トレーディング社」(ホーチミン市)の株式を共同で取得すると発表した。

 

74.99%を保有するニューランド社から、新たに株式を取得することで合意したもので、双日の出資比率は51%、国分の出資比率は19%となる。

 

同国における食品需要の拡大、流通の近代化に寄与するため、双日の知見と国分の日本型卸のノウハウを生かし、3温度帯に対応した全国物流網の整備や情報流通システムの構築、マーチャンダイジング力の強化、リーテルサポート機能の発揮、今後進出する日本メーカーへの支援体制の構築――などを行う。

 

これらの取り組みにより、2011年の売上高40億円から、5年後にはベトナム全土で5倍の200億円規模を目指す。

 

双日は、ベトナムでの事業経験やグループ会社が保有するカイメップアグリ港などの港湾設備、インドシナを東西に結ぶ第2東西回廊を活用した国境をまたぐ一貫物流サービスなどの機能を生かし、インドシナ地域でバリューチェーンの構築を進める。