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壱番屋、冷凍カツ横流しのダイコーに賠償請求訴訟

2017年8月30日 (水)

事件・事故カレーハウスCoCo壱番屋を運営する壱番屋は30日、同社が廃棄するよう委託した冷凍カツを食品スーパーで販売していた産業廃棄物処理業者のダイコー(愛知県稲沢市)と同社の大西一幸会長に対し、2063万円の損害賠償を求める民事訴訟を名古屋地裁に提起し、受理されたと発表した。

2016年1月、壱番屋が「異物混入の懸念がある」としてダイコーに廃棄を委託した冷凍カツが食品スーパーで販売されていたことが発覚したのを機に、大西被告らによる廃棄食品の不正転売事件が明るみになった。

その後、大西被告ほか2人とダイコーは詐欺罪、廃棄物処理法違反などの容疑で起訴され、ことし1月に名古屋地裁で有罪判決が確定。壱番屋は「刑事裁判により、事件の全容が明らかになった」として、損害賠償請求訴訟を起こした。