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東京商工リサーチ調べ

ダイコーが再び資金ショート、負債額9億円

2016年3月14日 (月)

M&A東京商工リサーチは14日、ダイコー(愛知県稲沢市)が再度の資金ショートを起こし、3月3日に行き詰まりが表面化したと発表した。

同社は産業廃棄物の運搬と中間処理を手がけ、食品製造会社を中心に受注基盤を築き、2012年9月に関連会社の事業基盤を引き継いだことで業容を拡張。15年8月期の売上高は5億円となっていた。

しかし、カレーハウスCoCo壱番屋を運営する壱番屋が廃棄したビーフカツ4万枚を同社が不正転売して複数の卸業者を経て小売店や弁当店で販売されていたことが16年初めに発覚。全国的に報道された後も、連日のように新たな横流しが判明したため対外信用は失墜、経営難に拍車がかかり資金繰りがひっ迫。1月、2月の決済が不調となり、今回の事態となった。

負債総額は9億円。