三菱ふそう、新型スーパーグレートを香港で展開

サービス・商品三菱ふそうトラック・バスは、21年ぶりにフルモデルチェンジした大型トラック「スーパーグレート」を香港で発表した。日本では5月から販売を開始しているが、海外展開は初めて。

生産はMFTBC川崎工場（神奈川県川崎市）で行い、完成車として輸出する。今後はシンガポール、台湾、ニュージーランド、オーストラリア市場へ展開する方針。

香港の大型トラック需要は年間2000台から3000台と高い需要があり、同社は今回の大型トラックの導入によってシェア獲得を目指す。スーパーグレートは香港で2018年度中にも適用される新排出ガス規制に適合し、「他社に先駆けユーロ6の車両を顧客に配達する」としている。

新型スーパーグレートは、10.7Lの新開発エンジン、12速機械式自動トランスミッション「シフトパイロット」を全車に搭載。高速走行中の急制動時に後部ライトの点滅により後続車へ急減速を知らせる緊急制動表示灯（ESS）、滑りやすい路面での車輪の空転を抑えるアンチスピンレギュレータ（ASR）、ABS機能を統合した電子ブレーキシステム――といった先進機能を備えている。