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佐川急便、手ぶら観光促進へ高山・松本間で貨客混載実験

2017年9月7日 (木)

ロジスティクス佐川急便は7日、岐阜県高山市と長野県松本市を結ぶ路線バスに貨物を積載し、手ぶら観光サービスを充実させる貨客混載事業の実証実験を開始したと発表した。中部運輸局、濃飛乗合自動車、アルピコ交通の路線バス会社2社と共同で、8月28日から検証をスタートした。一部既報。

高山市と松本市の間には上高地・乗鞍・新穂高など多くの観光地があり、高山市の古い町並みに代表される歴史と伝統が息づく城下町や、松本市の松本城には外国人を含む多くの観光客が訪れるが、両都市間の主要移動手段となる高速バスの利用者は大きなサイズの手荷物を携行する傾向が高く、観光地での行動を制限される。

そこで、佐川急便は手ぶらで観光できる環境の定着に向け、バス事業者と連携して貨客混載事業の実証実験を実施。観光客が自ら荷物を運ぶ必要をなくすことで利便性を高め、地域の観光活性化に寄与したい考え。

実験では、観光客がチェックアウト時に提携ホテルで預けた荷物を佐川急便のドライバーが集荷し、バス会社の車庫で集荷した荷物を預ける。バス会社の車庫では高山-松本間の高速バスの荷室に手荷物を積み込み、高山-松本間を輸送。着地のバス会社の車庫で、送られてきた荷物を佐川急便のドライバーが預かり、高山市・松本市内の提携ホテルに届ける。

集荷時間は10時とし、高山・松本市内それぞれのホテルに19時までに配達する。