ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

韓国・現代商船、ブロックチェーン採用の試験航海

2017年9月11日 (月)

話題韓国の現代商船はこのほど、初めてブロックチェーン技術を採用した試験航海を終えたと発表した。ブロックチェーン技術を船舶の到着・出発情報やB/L(船荷証券)、貨物追跡などに利用した。

海運物流ブロックチェーンコンソーシアムに加盟するほかのメンバー会社とともに、韓国・釜山港から中国・青島港へ初めてブロックチェーン技術を採用した試験航海を実施。IoT技術とブロックチェーン技術を組み合わせ、冷凍コンテナをリアルタイムに監視・管理するテストを行った。

同社は、海運・物流分野にブロックチェーン技術を導入することで、安全な原産地証明書、通関情報といったあらゆる情報をすべての関係者がリアルタイムに共有できるようになるため、膨大な事務処理量が削減できる、とメリットを説明している。

今後はインド、中国、タイなどより多くの目的地に導入航路を拡大し、10月中にドライコンテナを積載して2回目の試験航海を計画。年内いっぱいかけ、技術的な問題やシステムの改善といった同技術の見直しを続ける。