話題DHLは27日、アクセンチュアの協力で作成したトレンドレポートを発表した。レポートでは、ブロックチェーンがサプライチェーンの透明性、トレーサビリティを向上させ、取引プロセスを自動化できる可能性を指摘した。
またブロックチェーン関連支出は2017年から21年の間に10倍以上に増加する、との見込みを明らかにした。
DHLとアクセンチュアは、ブロックチェーンを活用したシリアルナンバー管理のプロトタイプとして6つの地域のノードを使い、サプライチェーン全体にわたって医薬品を追跡する仕組みを構築。
医薬品を追跡する台帳は、製薬会社、倉庫業者、仲介・販売業者、薬局や病院・医師などの関係者の間で共有することができ、そのシミュレーションではブロックチェーンが70億以上のシリアルナンバーと一秒あたり1500件のトランザクションを処理できることが確認されたという。