Zenport、国際物流ブロックチェーン促進団体へ加入

ロジスティクス貿易事業社向けのクラウドソフト「Zenport」（ゼンポート）を提供するZenport（東京都港区）は15日、国際物流業界でブロックチェーン技術導入を促進する非営利団体「Blockchain in Transport Alliance」（BiTA）に加入したと発表した。

BiTAは、米国テネシー州に拠点を置き、貿易や運輸でのブロックチェーン技術運用の促進や、運用のための枠組み作りを主張する非営利団体。ゼンポートは、加入審査を通過し、日本企業として初めてBiTA参加企業となった。

同社は2015年に設立して以来、主に仮想通貨のビットコイン、イーサリアムを用いたブロックチェーンサービスの開発に取り組んできた。16年には大手金融機関のブロックチェーン導入の実証試験にも参加した。

今後、創業当初から積み重ねてきたブロックチェーン技術についての知識と国際物流業界で培った経験、ネットワークを用いて、ブロックチェーンを用いた国際物流の新しい形を、世界のプレイヤーと協力して構築していく考え。

具体的には、貨物情報のトラッキング、決済、保険、通関、そのほかの契約を自動実行する「スマートコントラクトネットワーク」の構築を進める。