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イスラエル企業に投資し急速充電注力

ダイムラー、EVトラックに5分で充電する技術搭載へ

2017年9月15日 (金)

荷主ダイムラー・トラック部門は15日、イスラエルのStoreDot社(ストアドット社、テルアビブ)に投資すると発表した。ストアドット社は2012年に設立されたナノテクノロジーの先駆的企業で、充電とエネルギー貯蔵物質を扱っている。

今回の投資は、ダイムラーが「トラックの電動化を最優先」(ダイムラーのマーティン・ダウム取締役兼商用車部門総責任者)する姿勢をより鮮明にしたもので、両社は戦略的パートナーシップを結び、急速充電分野に注力。次世代のFUSO「eCanter」に搭載する技術を共同開発する。

ストアドット社のバッテリー「Flash Battery」(フラッシュバッテリー)は、給油と同様、数分以内に電気自動車(EV)への充電を完了する特性と、高い電力回生という商用車にとって魅力的な技術を備えている。制動エネルギーを効率的に使用することでEVの航続距離を増やし、少ない充電頻度で使用できるようにする。

ストアドット社は2017年初め、新たな有機化合物とナノ素材を組み合わせ、EV用バッテリーが5分で充電できるコンセプトを発表。すでに新バッテリーは開発が進んでおり、設計段階にあるEVに搭載されるという。